ゼロキャンプ冬*ありがとうございました*

zerocamp冬が無事終了いたしました!
ご参加頂いた皆様、協力頂いた皆様。
誠にありがとうございました*

2018年12月26日(水)-28日(金)に開催したゼロキャンプ
寒い山の中で火とともに過ごした2泊3日は様々な
気づきと楽しみにあふれていました!

 

 

冬のキャンプのテーマは「火と仲良くなろう」
夜には0℃を下回る上勝の山の中でとともに過ごし
快適な生活、モノづくりの喜びを見つけていこうというもの

 


スイッチ一つで暖まる。ゲームでいつでも楽しめる。
当たり前に私たちの周りにある便利さは工夫する
面白さや存在自体の美しさを忘れさせているかもしれません。

 

そんな当たり前とは少し違う魅力。

 

森で思いっきり遊ぶ。火の動きをみつめる
仲間協力して創造する。シンプルな生活の
魅力を体感し自然の偉大さを知り、学んでいきたい。

 

その活動がゼロ・ウェイストであること。

そのために、ごみをゼロにする。
自分たちの生活をゼロから創る
そんな2泊3日を皆で協力しながら実践していく
キャンプがzerocampなのです!

 

 

 

では、冬のキャンプではどのように過ごしていたのかのぞいてみましょうー*

 

 

(1日目)12月26日

自分たちの暮らし空間を創ってみる

2泊3日をどうやって暖かく過ごしていくか。
寝床、ご飯を食べる食器、お風呂とたくさんある。

 

皆で相談しそれぞれ分かれて作ることになりました
寝床、お風呂、食器と3つをどう作るのでしょうか

 

寝床は室内にテントを張り、毛布で暖かく。
お風呂はドラム缶風呂で薪で沸かすお風呂。
食器は竹を半分に割って作った竹皿

そして、ご飯を食べるところ、モノづくりするところ
はグランピングの中に薪ストーブを入れて暖かく!

 

また、それぞれの使い方を担当になった子どもたちが
みんなに発表してくれました。説明書を書いて
発表する班などそれぞれの個性がでていてとても
楽しい発表でした~

 

 

そしてこの夜には!

暖かいグランピングテント(玉ねぎテント)
の中で廃油キャンドルキャンドルグラス作り
をしました。

 

廃油キャンドルは
夜に食べたシイタケカツを揚げた時に出た油。

キャンドルグラスは
上勝のくるくるショップに出ていたグラス
(くるくるショップとは上勝の無料リサイクルショップのようなところ)

 

ともしてみると。。。

 

とてもきれい!

 

あるものやリサイクルで作ったキャンドルで
少し過ぎたけどクリスマスの夜を彩りました*

 

 

 

(2日目)12月27日

自然で遊び、自然に創る。

2日目は森遊びとモノづくりの二つしか決めてない日
森に行き子どもたちがしたいように過ごす時間と

京都造形芸術大学こども芸術学科の学生による
リサイクルモノづくりワークショップ

 

午前の森遊びでは

焚火をする子、ひみつ基地をする子、探検する子
と自分が森に入ったときに興味が沸いたものに
取り組み、楽しくのんびりとした時間を過ごしました

 

またお昼ご飯は森で食べたいということで!

 

おにぎりを握り、お味噌汁を持っていきました!
昔の人から知恵をもらい「ハラン」という葉っぱに
つつみ、ごみを出さず、抗菌作用もある保存方法で
おいしいランチタイムを堪能です!

 

 

午後はリサイクル紙すき

 

リサイクル紙すきは学生さんたちが考えた企画!
野菜の食物繊維を使い紙をつくるという何とも
驚きなモノづくり!

 

料理の時に出る野菜の食べれない部分をミキサーに
かけてトイレットペーパーの芯と糊で混ぜます。
そのあと網にでミキサーにかけた繊維をすくい

最後はガラスに貼って乾くのを待ちます!

 

すると次の日。。。

それが乾き、自作の再生紙が完成!!

本来なら捨ててしまうものも工夫すれば
新しい物として使えるものに生まれ変わるのですね!

 

 

 

(3日目)12月28日

暮らし、遊び、学びのふりかえり

3日目は自分たちが創ってきたもの。遊んだ時間
生活してきた空間を片付けることで整理していく日。

 

午前中はインクづくり作品発表の時間
午後は振り返りの時間になりました。

 

インクづくりとペンづくり

インクの原料はコーヒーの殻。煮詰めてインクにし
ペンは河川に生えているアシを取りに行きペンに!

 

 

みかんのあぶり出し展覧会

27日の夜にみかんの汁あぶり出しして書いた
みんなの作品を展示!

 

 

氷のバック

27日の夜に森で取ってきた気に入ったものを水に浸け
一晩寒いところに置いておくと凍り、そこに紐を通す
ことで、お気に入りの氷のバッグが完成!

飾ってみんなで鑑賞しました*

 

 

色や自然の物を使って振り返る

午後の振り返りはランドアートという方法を使った
振り返り。木の枝で作った四角い枠の中に好きな色や
好きな物を付けて自分の2泊3日を振り返りました!

 

 

スライドショーで振り返る

最後の振り返りはスライドショー。
自分が活動してる時、どんな表情をしているか
どんなことをしてきたか自分とは違う視点で
見てみることで自分の楽しさをふりかえる!

 

 

長くて短いような2泊3日。
慣れない山の中でみんな本当にたくましく暮らしを
つくっていました。そのような姿を見て一番
学んでいたのは私たちスタッフのように思います。

 

 

 

私たちのこだわり

 

「ごみゼロ」のこだわり

ゼロキャンプでは上勝町式のごみ分別をしています。
上勝町の分別数は45種類

出されたごみは約80%がリサイクルされています。

 

 

上勝町の取り組みに触れながら自分たちが挑戦する
ことで、ごみへの関心と先進的な環境活動を知り、
地球環境への関心を高めるきっかけをつくろうと
心がけています。

 

 

 

「自由」のこだわり

私たちのキャンプは子どもたちの自由を大事にします

プログラムは決まってありますが、子どもたちの
気持ちや状態によって変動していきます。

子どもたちの潜在的な興味関心をくみ取りながら、
それが個人的なものにならないように話し合い、
決定していくことでキャンプはみんなのものに
なります。

 

 

また、スタッフも子どもたちと同じ目線でおり、
作業や遊びを子どもたちと共有することで、
提供されているもの。という感覚から一緒につくる
に変わり、自分たちで考え行動してもらえるよう
心がけております。

 

 

 

「食事」のこだわり

生活の中で大切な「食」にもこだわりを持ちます

食事は基本的に子どもたちの見えるところで作り、
ガスなどは使いません。全て炭や薪で作っていきます。

そうすることで、活動と生活のつながりを演出し、
子どもたちに興味を持ってもらえるようにしています。
手伝いたくなったら手伝い、他のものに興味が出たら
抜けていく。ゆとりある空間を大事にします。

 

 

また、なるべく地元産・地域の食材を使いうことで
その土地の旬や味に触れてもらうこと。

容器包装をなるべく避けること。生ごみが出ない
ようにレシピを考えること。目に見えない大事な
こだわりをこっそりと食事係は届けていました。

 

 

 

 

 

活動中、雪が降るほど冷えていた上勝。
みんなの工夫と楽しい遊びで暖かく過ごす
ことができました!

冬が過ぎれば今度は春!
芽吹きの森の中で子どもたちと共に

またたくさんの発見をしていきたいです!
本当にほんとにありがとうございました~*

 

 

 

今後のゼロキャンプ

2018年度のゼロキャンプ最後はです。
内容の詳細は下の画像から!

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